「俺は@niftyの会員なのに、なんでQ2や国際電話で、インターネットに繋がるんだ?」という疑問を持たれる方も多いでしょう。その仕組みをご説明いたします。
まず、私達が、インターネットに接続するときは、通常、以下の経路で接続します。
自宅
↓・・・(1)
プロバイダーのアクセスポイントに電話する
↓
プロバイダーのパソコンに繋がる
↓
ユーザーID・パスワードの認証
↓・・・(2)
インターネットの世界へ
注意点
(1)自宅→アクセスポイントに電話する
・・・この経路は、誰でも利用可能なことを分かっていない人が多いようです。
例えば、私は@niftyの会員ではありませんが、@niftyのアクセスポイントに電話することは自由に出来ます。ただ、もちろん「ユーザーID・パスワードの認証」で、はねられますから、インターネットには接続できません。
重要なのは、この経路には、プロバイダーは一切関知していないということです。
この経路に対する料金は、電話会社に払うことになります。
例えば、大阪の人が、東京のアクセスポイントに電話することも可能ですし、この場合の市外通話料金は、NTT等の収入になります。また、極論すれば、ニューヨークのアクセスポイントに電話することも可能ですし、この場合の国際電話料金は、KDDI等の収入になります。
(2)ユーザーID・パスワードの認証→インターネットの世界へ
・・・この経路は、プロバイダーが管理します。したがって、例えば、1分10円の接続料金を取るプロバイダーがあったとしたら、この経路以降の接続時間に対して、料金を徴収するわけです。
以上をまとめると、以下のようになります。
自宅
↓・・・NTT、KDDI等の収入
プロバイダーのアクセスポイントに電話する
↓
プロバイダーのパソコンに繋がる
↓
ユーザーID・パスワードの認証
↓・・・プロバイダーの収入
インターネットの世界へ
では、ダイヤルQ2に繋がるときの仕組みはどうなるかというと・・
自宅
↓・・・NTT、KDDI等の収入(回線使用料)
Q2業者のアクセスポイントに電話する
↓
Q2業者のパソコンに繋がる
↓・・・Q2業者の収入(情報料)
インターネットの世界へ
特別なソフトをダウンロードさせたり、ActiveXを悪用することで、「自宅→プロバイダーのアクセスポイントへの電話番号」を「自宅→Q2業者へのアクセスポイントへの電話番号」に変更させてしまうわけです。
したがって、この経路でインターネットに繋がるときは、自分が@niftyの会員であれ、どこの会員であれ、関係が無いわけです。
また「Q2情報料金は支払い拒否できるけれど、回線使用料は支払い拒否できない」と説明されるときが多いですが、その理由も上図を見れば、納得できるのではないでしょうか?
国際電話に繋がるときの仕組みも同様です。
自宅
↓・・・KDDI等の収入
海外のアクセスポイントに電話する
↓
アダルト業者のパソコンに繋がる
↓
インターネットの世界へ
特別なソフトをダウンロードさせたり、ActiveXを悪用することで、「自宅→プロバイダーのアクセスポイントへの電話番号」を「自宅→海外へのアクセスポイントへの電話番号」に変更させてしまう仕組みは、Q2と同じです。
ただし、ダイヤルQ2とは違って、情報料が業者へ支払われることはありません。
では、なぜ業者が儲かるかと言えば、それは次の仕組みによります。
例えば、A国に電話して、国際電話料金が10万円かかったとします。
このお金の流れは以下の通りです。
利用者→(10万円)→KDDI等→(5万円)→KDDI等の収入
→(5万円)→A国の国際電話会社の収入
国際電話の場合、国際電話回線の使用料金は、まず発信国(例えば、日本)の国際電話会社(KDDI等)が徴収し、受信国(A国)の国際電話会社(A社)に対し、その半額を支払うのが原則になっています。
では、業者はどこで儲けているかというと、実は、A社と手を結んでいるわけです。お金の流れは、例えば以下のようになります。
→(5万円)→A社の収入→(4万円)→A社の収入
→(1万円)→業者の収入
業者がA社と結託して、「おたくのアクセスポイントに、うちのパソコンを置いて、日本から接続させます。その代わり、KDDI等からもらった料金の2割をください。」というような契約を結んでいるわけなのです。
したがって、悪いのは、この業者とA社と契約であり、KDDI等がこの契約に関知していない限り、KDDI等への回線使用料は支払い拒否できないことになります。
自宅
↓・・・KDDI等の収入→半額がA社へ
A国のアクセスポイントに電話する
↓・・・A社の収入→一部が業者へ
アダルト業者のパソコンに繋がる
↓
インターネットの世界へ
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